口腔外科学

類天疱瘡(pemphigoid)

類天疱瘡とは? ・基底膜に存在する接着因子であるヘミデスモソームの構成タンパクであるBP230とBP180に対する自己抗体により、皮膚や粘膜に上皮下水疱やびらん、紅斑を引き起こす2型アレルギーに分類される水疱性疾患である ・類...
歯科放射線学

造影剤の種類

陽性造影剤 陽性造影剤とは? ・原子番号が大きく、X線が周囲組織よりも透過しにくい(周辺組織よりX線減弱率の大きい)ヨードやバリウムを用いた造影剤のことを陽性造影剤という 陽性造影剤の種類 ・水溶性ヨード系:唾液腺...
口腔外科学

扁平苔癬

扁平苔癬とは? ・頬粘膜や舌、口唇に発生し周囲に発赤を伴うレース状の原因不明の粘膜病変で角化異常伴う慢性炎症性疾患である 扁平苔癬の原因 ・原因不明であるが金属によるアレルギーや肝障害に関連して発症することがある ...
歯科矯正学

トータルディスクレパンシー(Total discrepancy)

トータルディスクレパンシーとは? ・矯正歯科治療における抜歯・非抜歯の判定に用いるものの1つであり、3次元的な不調和であるトータルディスクレパンシーがー4.0mmを超えたときには、抜歯が必要であると診断するときがある(*Discre...
歯科薬理学

リドカイン塩酸塩

リドカインとは? ・局所麻酔薬(アミド型)や抗不整脈薬(Ⅰb群)として使用されるナトリウムチャネルブロッカーである 作用機序 ・ナトリウムチャネルに結合しナトリウムイオンの透過を阻害して活動電位を不活性化することにより...
歯周病学

急性壊死性潰瘍性歯肉炎(ANUG:Acute necrotizing ulcerative gingivitis)

急性壊死性潰瘍性歯肉炎とは? ・歯間乳頭部と辺縁歯肉の壊死および潰瘍、接触時の激痛と易出血性、クレーター状の歯肉欠損、特有の口臭などを主症状とする特殊歯周疾患のことである ・原因は、細菌や他の局所的因子、全身的因子、精神的因子...
小児歯科学

Turnerの歯(ターナーの歯)

Turnerの歯とは? ・乳歯の根尖性歯周炎あるいは歯槽膿瘍が原因で生じる後継永久歯のエナメル質形成不全(Enamel Hypomineralization)をTurnerの歯とよぶ Turnerの歯の例 第109回歯科...
歯科薬理学

【抗てんかん薬(抗痙攣薬)のまとめ】

抗てんかん薬の分類 ・てんかん(epilepsy)は、大脳皮質の神経細胞が突然過剰興奮することによって反復性に発作を起こす疾患の総称である ・てんかん発作は、大脳皮質の一部が過剰興奮しておこる部分発作と大脳皮質の大部分あるいは...
保存修復学

歯の変色

歯の変色は、要因により外因性のものと内因性のもととにわけられる 内因性 ・加齢変化:黄色 ・ポルフィリン症:ピンク〜灰褐色 ・先天性梅毒:褐色〜黒色 ・エナメル質形成不全症:褐色 ・象牙質形成不全症:褐...
部分床義歯学

治療用義歯

治療用義歯とは? ・特定の治療目的のために使用する義歯のことを治療用義歯と呼ぶ 治療用義歯の目的 ・前歯部の審美性の回復のため ・咬合高径を維持し咬合の安定をはかるため ・下顎前歯部の突き上げがある場合など咬...
小児歯科学

上皮真珠(歯肉嚢胞)/Epstein真珠

上皮真珠(歯肉嚢胞)とは? ・生後数ヶ月の乳児の歯槽堤部に見られる半球状で米粒大の白色あるいは黄白色の腫瘤を上皮真珠とよぶ ・歯堤の吸収不全により残留した上皮が濃縮角化したものである 【軟組織に発生する嚢胞】・歯肉嚢胞・...
歯科麻酔学

心胸郭比(CTR : Cardio-Thoracic Ratio)

心胸郭比とは? ・心臓の大きさを表した比を心胸郭比(CTR)といい、胸郭の幅に対する心臓の幅の割合を%で表す ・心胸郭比は、以下の式によって求めることができる 心胸郭比の正常値 ・正常値:35%〜50% ...
歯周病学

歯根分離法(root separation:ルートセパレーション)

ルートセパレーションとは? ・下顎大臼歯の根分岐部に限局した病変があり(歯根自体は正常)、根分岐部の清掃性の向上を目的に行われる方法で、歯を歯根の真ん中で分割し1本の大臼歯を2本の小臼歯に分離する治療法のことであり、別名歯根分割術や...
小児歯科学

正中埋伏過剰歯

正中埋伏過剰歯とは? ・上顎前歯部に好発する過剰歯のことであり、定期健診や矯正治療開始時のレントゲン撮影時に偶然発見されることが多い ・適切な抜歯時期などについては明確な見解が得られていないが、抜歯するタイミングが非常に重要で...
インプラント学

インプラントのサージカルガイド(サージカルステント)

インプラントのサージカルガイドとは? ・インプラント挿入位置(方向や深さ)を正確に再現させるためにドリルを固定するための穴があいたマウスピース型装置のことをサージカルガイドという ・インプラント2 回法での二次手術の際に、カバ...
歯内療法学

アペキシフィケーション(apexification)

アペキシフィケーション(apexification*)とは? アペキシフィケーションとは、歯髄が失活している根未完成歯の根尖に水酸化カルシウム等を貼付して硬組織を形成させる方法のことである 【幼若永久歯(根未完成歯)の歯内療法...
歯内療法学

慢性増殖性歯髄炎

慢性増殖性歯髄炎(chronic hyperplastic pulpitis)とは? ・歯髄腔から外向性にポリープを形成する開放性の歯髄炎のことで、別名歯髄ポリープあるいは歯髄息肉とも呼ぶ ・歯髄組織の生活力が大きい若年者に...
歯科麻酔学

表面麻酔薬

表面麻酔とは? ・ガーゼあるいはコットンロール、マイクロブラシなどに表面麻酔薬を塗布し、歯肉に表面麻酔薬を塗ることで歯肉表面の感覚を麻痺させる方法で、一般的に浸潤麻酔を行う前に行われる局所麻酔法の1つである ・ガーゼやコットン...
歯科麻酔学

筋弛緩薬

筋弛緩薬とは? ・筋弛緩薬は、大半の場合全身麻酔の筋弛緩(呼吸抑制)のために用いられる薬剤であり、まれに痙攣や筋緊張状態の改善にもちいられる 【全身麻酔法】 意識の消失:全身麻酔薬、吸入麻酔薬 無痛:麻薬性鎮痛薬 筋弛緩:筋弛...
歯科麻酔学

局所麻酔薬

局所麻酔薬とは? ・局所麻酔薬とは、意識消失や反射抑制は行わずに標的組織の知覚を消失させるような薬物を局所麻酔薬という 局所麻酔薬の種類 ・局所麻酔薬には、エステル型とアミド型があり、現在ではアレルギーなどの有害な作用が...
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