歯科矯正学鞍状歯列弓(saddle shaped arch) 鞍状歯列弓とは? ・小臼歯の萌出スペース不足により小臼歯が舌側に萌出(舌側転位)し、歯列が鞍状の形態を呈するものを鞍状歯列弓という ・主に下顎歯列弓にみられる 鞍状歯列弓の原因 ・下顎の劣成長による小臼歯の萌出スペ...2019.07.08歯科矯正学
歯科矯正学ウイッツの評価(Wits appraisal) ウイッツの評価(Wits appraisal)とは? ・1975年、南アフリカのA.Jacobsonによって提唱された上下顎の相対的な位置関係の評価方法 ・臨床的には、外科的矯正治療と本格矯正治療の鑑別の1項目として使用される...2019.06.01歯科矯正学
歯科矯正学矯正に用いるエラスティック(ゴム)の直径と強さ エラスティックの直径 分数に24をかけたときにmmに変換できる(とざっくり暗記しておく) ・3mm:1/8”* ・4mm:5/32” ・5mm:3/16” ・6mm:1/4”およそ18mm(6mmの3倍)で犬...2019.05.31歯科矯正学
歯科矯正学Ⅲ級ゴム(3級ゴム) Ⅲ級ゴムとは? ・Angleの分類Ⅲ級の症例に対し、おもに下顎犬歯から上顎大臼歯に向かってゴムをかけることによって下顎前歯の舌側傾斜や遠心移動、下顎大臼歯の遠心移動による反作用の防止、下顎骨の後方誘導を期待して使用するする顎間ゴムの...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学Ⅱ級ゴム(2級ゴム) Ⅱ級ゴムとは? ・Angleの分類Ⅱ級の症例に対し、おもに上顎犬歯から下顎大臼歯に向かってゴムをかけることによって上顎前歯の舌側傾斜や遠心移動、上顎大臼歯の遠心移動による反作用の防止、下顎骨の前方誘導を期待して使用する顎間ゴムの1つ...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学アデノイド肥大/アデノイド顔貌 アデノイド肥大 アデノイド肥大とは? ・アデノイドとは、ワルダイエル咽頭輪(リンパ組織)のうちの最上部ある咽頭扁桃のことで、この咽頭扁桃の腫大をアデノイド肥大という ・アデノイドは3歳から6歳ぐらい(6歳で最大)まで大き...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学固定(anchorage)の強さ 固定の強さとは? ・小臼歯抜歯の症例においては、犬歯および前歯を後退させるときに2級ゴムやクロージングループ、パワーチェーン、クローズコイルスプリングなどを使用するが、固定源としての大臼歯が近心移動する可能性がある ・抜歯スペ...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学器械的矯正力と機能的矯正力 器械的矯正力と機能的矯正力 ・器械的矯正力と機能的矯正力とは、力の発生源により分類されたものである ・力の発生源が器械によるものを器械的矯正力、器械以外の筋肉などによるものを機能的矯正力と考えるとわかりやすい 【力の発生...2019.03.09歯科矯正学
歯科矯正学セファログラムコレクション(Cephalogram Correction) セファログラムコレクションとは? ・セファログラムコレクションとは、下顎前歯の歯軸傾斜角度を何mm舌側移動(あるいは唇側移動)すれば良いかを求める計算式のことで、以下の式で求められる セファログラムコレクションの求め方 ...2019.03.07歯科矯正学
歯科矯正学加強固定 加強固定とは? ・移動メカニクスにおける固定源を補強することを加強固定という ・例えば、抜歯症例において、固定源である大臼歯の近心傾斜防止(アンカレッジロスの防止)を加強固定とイメージすると理解しやすい ・加強固定には、...2019.03.03歯科矯正学
歯科矯正学オーバージェット/オーバーバイト オーバージェットとは? ・中心咬合位における上下顎中切歯の切端間の水平的な距離を計測し、mmで表記する ・出っ歯は正の値で表記し、受け口は負の値で表記する(大臼歯の関係は関与しない) ・治療ゴールの設定に用いる(例:治療...2019.02.23歯科矯正学
歯科矯正学リップバンパー(lip bumper) リップバンパーとは? ・下顎に使用される機能的矯正装置の1つで、口唇の機能圧を排除あるいは利用することで下顎前歯の唇側移動、永久歯の萌出スペースの獲得、反対咬合の治療あるいは加強固定などに用いられる矯正装置である ・患者がチュ...2019.02.23歯科矯正学
歯科矯正学顎整形力を発揮する矯正装置 顎整形力とは? ・顎骨の成長を促進あるいは抑制を行うことで、3次元的な骨格的不調和を改善することを目的に作用させる力のことを顎整形力という ・簡単に言えば、顎の骨に作用する力のことである(例えば上顎骨の成長促進、上顎骨の成長抑...2019.01.24歯科矯正学
歯科矯正学アーチレングスディスクレパンシー(ALD:Arch Length Discrepancy) アーチレングスディスクレパンシーとは? ・アーチレングスディスクレパンシーとは、歯列弓の大きさと歯の大きさの不調和を表したもので以下の式で求められる ・つまりは、(利用できる歯列弓長)から(第二小臼歯から反対側の第二小臼歯まで...2019.01.06歯科矯正学
歯科矯正学トータルディスクレパンシー(Total discrepancy) トータルディスクレパンシーとは? ・矯正歯科治療における抜歯・非抜歯の判定に用いるものの1つであり、3次元的な不調和であるトータルディスクレパンシーがー4.0mmを超えたときには、抜歯が必要であると診断するときがある(*Discre...2018.12.30歯科矯正学
歯科矯正学二態咬合(Dual Bite)/デュアルバイト 二態咬合とは? ・上顎前突や幼児などでみられる咬合状態で、習慣的開閉運動の終末位が中心咬合位と一致しない状態を二態咬合という ・下顎を前に出した状態で噛むことが習慣化することにより、本来の位置と前方に出した位置の2箇所での噛み...2018.11.29歯科矯正学
歯科矯正学準備固定 準備固定とは? ・上顎前突の治療(AngleのⅡ級1類)を行う際に上顎前歯のリトラクション(後退)を期待してⅡ級ゴムを用いるときがあるが、このⅡ級ゴムの影響により下顎の大臼歯が近心傾斜し、固定源が喪失(アンカレッジロス)することがあ...2018.11.25歯科矯正学
歯科矯正学セファロ(トレース)の重ね合わせ方法 SN法 基準点:S(Sella turcica) 基準平面:SN平面(Sella-Najion plane) 目的:顎顔面の変化を評価する SN法で診るべきポイント ・LF...2018.10.20歯科矯正学
歯科矯正学セファロ分析の基準点 基準点 S(Sella、セラ) トルコ鞍(脳下垂体の直下の骨の部分、蝶形骨にある)の中心点 N(Najion、ナジオン) 前頭鼻骨縫合部の前方限界点 A点(PointA) 前鼻棘(ANS)と上顎...2018.10.15歯科矯正学
歯科矯正学矯正力の作用様式 矯正力の作用様式とは? ・矯正力の大きさと作用時間との関係は以下の3つに分類される 【矯正力の作用様式による分類】 持続的な力(固定式のもの) 間歇的な力(可撤式のもの) 断続的な力 持続的な力(固定式のもの) ・...2018.10.15歯科矯正学