歯科矯正学鞍状歯列弓(saddle shaped arch) 鞍状歯列弓とは? ・小臼歯の萌出スペース不足により小臼歯が舌側に萌出(舌側転位)し、歯列が鞍状の形態を呈するものを鞍状歯列弓という ・主に下顎歯列弓にみられる 鞍状歯列弓の原因 ・下顎の劣成長による小臼歯の萌出スペ...2019.07.08歯科矯正学
口腔外科学腺様囊胞癌(ACC:adenoid cystic carcinoma) 腺様囊胞癌とは? ・緩徐な発育と著名な浸潤性増殖を特徴とする比較的発生頻度が高い唾液腺悪性腫瘍である ・特に顎下腺、口蓋腺に多く発生するが、口底、頬粘膜、口唇などの小唾液腺や舌下腺においても発生する、耳下腺には少ない(その他涙...2019.06.02口腔外科学
口腔外科学歯原性粘液腫(Odontogenic myxoma) 歯原性粘液腫とは? ・歯原性外胚葉性間葉に由来する良性の歯原性腫瘍で、歯原性上皮を伴う比較的稀な腫瘍である ・良性腫瘍であるが、被膜がなく顎骨に対し局所浸潤性に増殖し、顎骨膨隆をきたすため周囲組織を含めた顎骨切除が推奨されてい...2019.06.02口腔外科学
歯科矯正学ウイッツの評価(Wits appraisal) ウイッツの評価(Wits appraisal)とは? ・1975年、南アフリカのA.Jacobsonによって提唱された上下顎の相対的な位置関係の評価方法 ・臨床的には、外科的矯正治療と本格矯正治療の鑑別の1項目として使用される...2019.06.01歯科矯正学
歯科矯正学矯正に用いるエラスティック(ゴム)の直径と強さ エラスティックの直径 分数に24をかけたときにmmに変換できる(とざっくり暗記しておく) ・3mm:1/8”* ・4mm:5/32” ・5mm:3/16” ・6mm:1/4”およそ18mm(6mmの3倍)で犬...2019.05.31歯科矯正学
歯科矯正学Ⅲ級ゴム(3級ゴム) Ⅲ級ゴムとは? ・Angleの分類Ⅲ級の症例に対し、おもに下顎犬歯から上顎大臼歯に向かってゴムをかけることによって下顎前歯の舌側傾斜や遠心移動、下顎大臼歯の遠心移動による反作用の防止、下顎骨の後方誘導を期待して使用するする顎間ゴムの...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学Ⅱ級ゴム(2級ゴム) Ⅱ級ゴムとは? ・Angleの分類Ⅱ級の症例に対し、おもに上顎犬歯から下顎大臼歯に向かってゴムをかけることによって上顎前歯の舌側傾斜や遠心移動、上顎大臼歯の遠心移動による反作用の防止、下顎骨の前方誘導を期待して使用する顎間ゴムの1つ...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学アデノイド肥大/アデノイド顔貌 アデノイド肥大 アデノイド肥大とは? ・アデノイドとは、ワルダイエル咽頭輪(リンパ組織)のうちの最上部ある咽頭扁桃のことで、この咽頭扁桃の腫大をアデノイド肥大という ・アデノイドは3歳から6歳ぐらい(6歳で最大)まで大き...2019.05.30歯科矯正学
歯科矯正学固定(anchorage)の強さ 固定の強さとは? ・小臼歯抜歯の症例においては、犬歯および前歯を後退させるときに2級ゴムやクロージングループ、パワーチェーン、クローズコイルスプリングなどを使用するが、固定源としての大臼歯が近心移動する可能性がある ・抜歯スペ...2019.05.30歯科矯正学
インプラント学インプラント治療に対する成功基準 インプラント治療に対する成功基準とは? ・1978年のNIHハーバード会議ではインプラント体の動揺や周囲骨の吸収を容認しており、75%以上の症例が5年間機能しているという基準であったが、1986年Albrektssonらによりインプ...2019.05.29インプラント学
小児歯科学保隙装置とヘルマンの歯齢の関係 D欠損 ・D欠損に対してはEの近心傾斜防止のためにEにクラウンループを装着しDのスペースを保隙する必要がある ・Eが近心傾斜してしまうとこのあと萌出してくる第一大臼歯が近心傾斜し、鞍状歯列弓になったり、あるいは側方歯群の萌出ス...2019.05.26小児歯科学
歯内療法学歯根端切除術の術式 歯根端切除術の術式 局所麻酔 切開・剥離 ・歯肉溝内切開やsubmarginal incision 骨切除と根尖切除 ・根尖切除は、原則として根尖より3mm (理由:側枝や副根管が根尖部3mm以...2019.05.23歯内療法学
全部床義歯学咬合採得の手順(全部床義歯) 咬合採得とは? ・咬合採得とは、患者固有の上下顎の上下的位置関係、前後的位置関係、左右の位置関係を三次元的に記録することである 咬合採得の手順 仮想咬合平面決定前に ・咬合床の維持の確認と疼痛の有無の確認 ・...2019.05.16全部床義歯学
歯科矯正学器械的矯正力と機能的矯正力 器械的矯正力と機能的矯正力 ・器械的矯正力と機能的矯正力とは、力の発生源により分類されたものである ・力の発生源が器械によるものを器械的矯正力、器械以外の筋肉などによるものを機能的矯正力と考えるとわかりやすい 【力の発生...2019.03.09歯科矯正学
歯科矯正学セファログラムコレクション(Cephalogram Correction) セファログラムコレクションとは? ・セファログラムコレクションとは、下顎前歯の歯軸傾斜角度を何mm舌側移動(あるいは唇側移動)すれば良いかを求める計算式のことで、以下の式で求められる セファログラムコレクションの求め方 ...2019.03.07歯科矯正学
歯科矯正学加強固定 加強固定とは? ・移動メカニクスにおける固定源を補強することを加強固定という ・例えば、抜歯症例において、固定源である大臼歯の近心傾斜防止(アンカレッジロスの防止)を加強固定とイメージすると理解しやすい ・加強固定には、...2019.03.03歯科矯正学
小児歯科学シーラント/予防塡塞、小窩裂溝塡塞 シーラントとは? ・歯を削らないう蝕予防法の1つで、主に奥歯の溝の部分にプラスチックを埋め込むことで、その部分のう蝕を予防する方法である ・萌出間もないは歯の溝の磨き残しがう蝕を誘発するため、溝を埋めてしまうことで、う蝕を予防...2019.02.24小児歯科学
歯科矯正学オーバージェット/オーバーバイト オーバージェットとは? ・中心咬合位における上下顎中切歯の切端間の水平的な距離を計測し、mmで表記する ・出っ歯は正の値で表記し、受け口は負の値で表記する(大臼歯の関係は関与しない) ・治療ゴールの設定に用いる(例:治療...2019.02.23歯科矯正学
歯科矯正学リップバンパー(lip bumper) リップバンパーとは? ・下顎に使用される機能的矯正装置の1つで、口唇の機能圧を排除あるいは利用することで下顎前歯の唇側移動、永久歯の萌出スペースの獲得、反対咬合の治療あるいは加強固定などに用いられる矯正装置である ・患者がチュ...2019.02.23歯科矯正学
小児歯科学萌出嚢胞(Eruption Cyst) 萌出嚢胞とは? ・萌出途中の歯の歯冠周囲に生じる軟組織に発生する青紫色の嚢胞のことを萌出嚢胞という *萌出性血腫ともいう 【軟組織に発生する嚢胞】・歯肉嚢胞・萌出嚢胞 ・粘液(貯留)嚢胞・類皮嚢胞・類表皮嚢胞・鼻歯槽嚢胞...2019.02.19小児歯科学