臨床科目

口腔外科学

先天性表皮水疱症(EB:epidermolysis bullosa)

先天性表皮水疱症とは? ・遺伝的要因により、通常問題にはならない軽微な機械的刺激を与えただけで皮膚や粘膜にびらんや水疱を生じる疾患の総称であり、稀な疾患であるが病型は多様である ・臨床的には、単純型と栄養障害型に分類され、歯科...
全部床義歯学

即時義歯

即時義歯とは? ・抜歯後すぐに使用できる義歯のことで、仮入れ歯とも表現される 即時義歯の目的 ・審美性の改善が第一 ・抜歯創の保護および止血(感染が拡大することはない) ・咀嚼機能の回復 ・発音機能の回...
口腔外科学

ワルチン腫瘍(Warthin tumor)/腺リンパ腫(adenolymphoma)

ワルチン腫瘍とは? ・全耳下腺腫瘍のうち約70%が多形腺腫がしめ、約15%がこのワルチン腫瘍がしめる ・別名腺リンパ腫ともよび、病理組織学的には腺上皮細胞のみの増殖に起因する良性腫瘍である ワルチン腫瘍の疫学・特...
口腔外科学

粘液嚢胞(mucose cyst)/粘液瘤(mucocele)

粘液嚢胞とは? ・唾液の流出障害によって生じる囊胞で、嚢胞腔内には唾液が入っている ・粘膜下の小唾液腺に関連して生じ、特に下口唇に好発する嚢胞であり、再発を繰り返しやすいのが特徴である *口底部に生じる大きな粘液囊胞はラ...
保存修復学

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは? ・ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかだけ削って、薄いセラミックを張り付けることにより、歯の形態や色、隙間等を改善する治療法のこと ・最近では、スーパーエナメルに代表されるノンプレップベニアという...
小児歯科学

疱疹性歯肉口内炎/ヘルペス性歯肉口内炎

疱疹性歯肉口内炎とは? ・高熱と口腔内の水疱や接触痛が特徴的な小児に発生するウイルス性疾患であり、単純ヘルペスウイルスⅠ型の感染による ・多くの場合、不顕性感染であるが、症状が発症すると全身症状としては比較的長く続く高熱や全身...
口腔外科学

歯原性角化嚢胞(Odontogenic keratocyst)

歯原性角化嚢胞とは? ・かつては角化嚢胞性歯原性腫瘍という名称で良性腫瘍に分類されていたが、再度WHOによって嚢胞に分類し直された歯原性上皮由来の嚢胞である 歯原性角化嚢胞の原因 ・歯胚組織が嚢胞化することにより生じる ...
口腔外科学

ペースメーカー

ペースメーカーとは? ・洞不全症候群や房室ブロックどの徐脈性不整脈に対し刺激伝導系の働きを補助するこのペースメーカーが埋め込まれる ペースメーカーの患者に禁忌な処置や検査法 ・電気歯髄診 ・電気メス・MRI・低周波治療器...
口腔外科学

腺腫様歯原性腫瘍(AOT:Adenomatoid odontogenic tumor)

腺腫様歯原性腫瘍とは? ・10歳代の女子の上顎犬歯部、下顎の犬歯、小臼歯部に好発する歯原性上皮からなる充実性の良性腫瘍である 腺腫様歯原性腫瘍の原因 ・歯原性上皮 腺腫様歯原性腫瘍の疫学と特徴 ・歯原性腫瘍の...
小児歯科学

乳歯の露髄判定と電気抵抗値

乳歯の露髄判定と電気抵抗値 ・乳歯の露髄の有無の判定は、電気抵抗測定器(インピーダンス測定器)による値で判定し、治療方針を決定する *インピーダンス測定器(カリエスメーター)では齲蝕の深さも判定できる *電気的根管長測定...
クラウンブリッジ補綴学

ブリッジのろう着手順

ブリッジのろう着手順 ①口腔内試適 ②接触点(コンタクトポイント)の調整 ③支台装置の適合の確認 ④ろう着間隙の確認 ⑤咬合調整(ろう着が終わり、ブリッジが完成したあとに行っても良い。ただし、完成後の咬合調整...
歯周病学

ヘミセクション

ヘミセクションとは? ・歯根分割抜去法のうち下顎大臼歯に適応される方法で、2根のうち1根が保存不可能な場合に歯根を分割し1根のみを抜去する方法 ・保存された歯根はブリッジの支台歯として活用あるいは、一度TEKで置き換え近心移動...
保存修復学

プレウェッジ

プレウェッジとは? ・窩洞形成前にウェッジを挿入する方法で、即時歯間分離法の1つである プレウェッジの目的 ・歯間乳頭歯肉の保護 ・隣接面齲蝕の除去 プレウェッジとウェッジの違い ・プレウェッジ...
歯周病学

歯周ポケット深さ/アタッチメントレベル/アタッチメントゲイン

歯周ポケットの深さの定義 ・歯肉頂(歯肉辺縁)からポケット底までの距離をいう アタッチメントレベルとは? ・CEJ(Cement-Enamel Junction)からポケット底までの距離をいう アタ...
歯科矯正学

顎整形力を発揮する矯正装置

顎整形力とは? ・顎骨の成長を促進あるいは抑制を行うことで、3次元的な骨格的不調和を改善することを目的に作用させる力のことを顎整形力という ・簡単に言えば、顎の骨に作用する力のことである(例えば上顎骨の成長促進、上顎骨の成長抑...
小児歯科学

低位乳歯

低位乳歯の原因 ・乳歯の歯根の骨性癒着による歯槽骨の発育不全がほとんど(歯根膜腔が不明瞭であることを確認する) ・後継永久歯の欠如により正常な歯根吸収が行われないことによる ・隣接永久歯の萌出による圧迫 ・外傷や感...
クラウンブリッジ補綴学

コンタクトゲージ

コンタクトゲージとは? ・適正なコンタクトポイントを調整するための器具で、緑、青、黄色、赤の4種類がある ・矯正治療用(IPR量確認用)に用いるコンタクトゲージもある コンタクトゲージの種類 緑:30μm、...
全部床義歯学

ゴシックアーチ描記法

ゴシックアーチ描記法とは? ・ゴシックアーチ描記法とは、描記針と描記板を用いて義歯の水平的顎位の決定を決定する方法で、描記された図より顎関節の機能診断や習慣性咬合位の診断、下顎運動習癖の診断ができる方法 ゴシックアーチ描記...
小児歯科学

【幼若永久歯の歯内療法のまとめ】

一部性歯髄炎 ・生活歯髄切断  →  アペキソゲネーシス  →  生理的な根の形成と閉鎖 全部性歯髄炎 ・抜髄 → アペキシフィケーション → 骨様硬組織による根の閉鎖 根尖性歯周炎 ・感染根管治療 ...
口腔外科学

ベーチェット病(Behcet病)

ベーチェット病とは? ・口腔粘膜の慢性再発性アフタ、外陰部潰瘍、結節性紅斑などの皮膚症状、虹彩毛様体炎などの眼症状の4つの症状を主症状とする原因不明の慢性全身性炎症性疾患で、副症状として関節痛、副睾丸炎、消化器症状、血管症状、中枢神...
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