矯正に用いるエラスティック(ゴム)の直径と強さ

歯科矯正学

エラスティックの直径

分数に24をかけたときにmmに変換できる(とざっくり暗記しておく)

・3mm:1/8”*

・4mm:5/32”

・5mm:3/16”

・6mm:1/4”       およそ18mm(6mmの3倍)で犬歯第一大臼歯間の長さとなる(小臼歯8mm大臼歯10mm)ため、1/4を基準に考えるとわかりやすい

・8mm:5/16”

・10mm:3/8”

・12mm:1/2”

・16mm:5/8”

・18mm:11/16”

* ”:インチ(1”=25.4mm)

エラスティックの強さ

ゴムの直径の3倍に引っ張ったときに以下の牽引力(Pull Value)が生じる

・ライト:2oz*(57gf)

・ミディアム:3oz(85gf)

・ヘビー:3.5oz(99gf)、4.0oz(113gf)、4.5oz(128gf)

・スーパーヘビー:6.0oz(170gf)

*oz:オンス(1oz≒28.3gf)

最適な矯正力(optimal forece)

・最適な矯正力(至適矯正力)とは、各歯牙によって歯根膜の表面積が異なり、各個人によって歯根の長さが異なり、さらには牽引方向によって耐圧歯根面積が異なるため一概に表すことができないが、Jarabakは歯牙の歯根の大きさによって変動する適正な矯正力の範囲を具体的に示しているため引用しておく

引用論文:Jarabak, J. R., and Fizzell, J. A.(1972)Tcchnique and Treatment with Light-Wire Edgewise   Appliances2nd ed.,277-379. C. V. Mosby Co.,Saint Louis.

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