二態咬合(Dual Bite)/デュアルバイト

歯科矯正学

二態咬合とは?

・上顎前突や幼児などでみられる咬合状態で、習慣的開閉運動の終末位が中心咬合位と一致しない状態を二態咬合という

・下顎を前に出した状態で噛むことが習慣化することにより、本来の位置と前方に出した位置の2箇所での噛みあわせが生じる

・簡単に言えば、噛み合わせが定まらない状態で2箇所以上のかみ合わせがあることをさす

二態咬合の特徴

・下顎骨の前方成長促進を起こす矯正装置や2級ゴムの使用により、二態咬合を引き起こす可能性があるため注意が必要

・反対咬合(下顎前突)でははみられない

二態咬合を生じさせる可能性がある装置

・アクチバトール

・バイオネーター

・フレンケル装置

・咬合斜面板

・Ⅱ級ゴム

二態咬合の治療

・構成咬合を採得し、咬合の再構成を行う

第111回歯科医師国家試験D-79より引用
構成咬合器
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