循環障害とは?
循環障害とは、体液(血液、リンパ液、組織液、脳脊髄液、体腔など)の循環が様々な原因により異常を起こすことを総称していう
循環障害は、局所循環障害と全身循環障害とに分類され、以下のように分類すると理解が深まる
局所循環障害
局所循環障害は、血液量の障害と閉塞性の障害に分類され、血液量の障害には充血、うっ血、虚血、出血が分類され、閉塞性の障害には血栓、塞栓、梗塞が分類される
充血
・局所的に動脈血が増加した状態を充血という
・充血の原因は、神経性充血、機能性充血、代償性充血、炎症性充血、側副性充血に分類される→詳しくは、充血の分類へ
うっ血
・静脈血がうっ滞*した状態をうっ血という
・うっ血の原因は、圧迫性うっ血、閉塞性うっ血、
*うっ滞:静脈内に血液が停滞した状態
虚血
・局所的に動脈血流量が減少した状態
出血
・血液の全成分がそのまま血管外に出た状態
血栓
・血管内で血液が固まったもの
塞栓
・血液の流れに乗って運ばれてきた血栓や異物などが血管をふさぎ、管腔が狭窄または閉塞すること
梗塞
・血管の閉塞による血流障害により、臓器が局所的にあるいは臓器全体が壊死に陥ること
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